喫茶マンスペース

今日も特になにも起きず。だがそれで良い

「シンプルさこそ、真のエレガンスの鍵」byココ・シャネル。どうやらこのブログはエレガンスらしい。

色鮮やかな写真やイラスト、読み手の心理を読み切ったような文字のレイアウト。数多のブログを見てきたが、どのブログも創意工夫がなされ、内容だけでなく見た目も美しい。

 

そのようなブログ界の常識とも言える手法に、真っ向から逆らうような態度をとっているのが本ブログである。

 

このブログを開設してこのかた、画像や写真はおろか、文字の書体や大きさ・色すら1度たりとも変えずに突き進んでいる。普通、ブログを書いたなら誰かに読んでほしいと思うものだろう。もちろん、私もそうである。そして普通、読んでほしいから、理解しやすいように目次や写真、イラストなどを読者のために使用する。

 

これがまさに、「読まれるブログ」だろう。

 

そして、私のブログはこれらと対極にある。「読まれないブログ」である。私だってバカではない。己のブログがパッと見ではまったく読者を引き寄せるものではないことは十分に理解している。

 

それゆえ「読まれないと思うけど、ブログでも書くか…」という具合に、ブログを書いてきた。「やめてしまえ」と言いたい。

 

しかしながら今回、ただの「読まれないブログ」であった私のブログが、どうやら別の才能を秘めていることに気づかされた。タイトルにもある、この言葉がきっかけである。

 

「シンプルさこそ、真のエレガンスの鍵」

 

超一流ファッションデザイナー兼、超敏腕企業家であるココ・シャネルの言葉だ。なぜシンプルさがエレガンスに繋がるのか、その真意を調べ切ることは出来なかった。しかしながら、私個人としては以下の意味合いであると解釈している。

 

「美しいドレス、気品を醸しだすイヤリング、色気を際立たせるネックレス。どんなに着飾っても、あなたは私に勝てない。私がマイホームで着ているワンピース1枚にね。問題はそこじゃないの。年齢も関係ない。あなたはまだ気づいてないだけ。自分の本当の魅力に。すべて脱いだ時、今のあなたには何が残る?それが分からない限り、どんなに着飾っても、あなたは私に勝てない。どうすれば良いかって?それは私にも分からないこと。ただこれだけは言える。Simple is best」

 

「シンプルさこそ、真のエレガンスの鍵」。この言葉を聞いたとき、自分のブログが「読まれないブログ」ではなく、エレガンスな才能を秘めているブログであることに気づかされた。

 

これほどシンプルなブログは中々見かけない。どんなにオシャレな写真や背景、アイコンを使用していたとしても、それは真のエレガンスを追求しているとは言えない。想像してほしい。たまたま訪問したブログの写真やイラストを消し去り、文字の大きさを一定に、文字の色を黒一色にしたとき、どうであろうか。そこに何が残るだろうか。そこにエレガンスはあるだろうか。

 

断言できる。エレガンスさなどあるはずがない。そもそもエレガンスを表現しようとブログを書いている人間など、いないに等しいからだ。

 

それはなぜか。エレガンスを求めている読者がいないに等しいからだ。

 

 

では、シンプルを追求し、ココ・シャネル的なエレガンスにまっしぐらなこのブログの居場所はあるのだろうか。

 

断言できる、エレガンスを追求しているこのブログに読者は寄り付かない。

 

さらに断言できる。

 

このブログにエレガンス要素など微塵もないし、ココ・シャネルはそういう事を言っているわけではない。

 

ブログ難しい。